基本的には「鳥獣保護法」によってキツネは保護されていて、捕獲許可を得なければ駆除することはできません。通常、農業被害防止を理由に捕獲申請がなされますが、市街地においてもやむを得なければ駆除することもできます。

ただ、北海道においてキツネは観光資源の一つでもあるため単に駆除するのではなく共存のための方法を模索しています。

駆除の方法

キツネ駆除の基本は炭焼きなどの副産物である木酢液やクレゾール石鹸液など、キツネが嫌がる薬剤を撒くことです。

液体以外に固形のものもあります。

キツネ 駆除 方法 北海道

また、キツネが市街地に出没するのは餌をとるためです。このため、まず餌となるゴミを管理して寄せ付けないということが基本的な駆除対策です。ゴミを出すルールは各市町村で決められているので、それを遵守していれば防げることがほとんどです。

その他には超音波などで威嚇する方法や天敵であるオオカミの鳴き声を流すことも有効です。また、キツネが通ると赤外線センサーと連動してストロボをたいて撃退する方法もあります。夜行性のキツネは青色LEDが苦手なようです。

侵入を防ぐということでは電気柵が効果的です。捕獲のためのトラップなども様々なものがあります。

なぜ、キツネに対する駆除方法が色々あるかというとエキノコックス症という感染症の宿主になっているからです。糞便を通して感染が拡大していくので市街地においてキツネが出没することはできるだけ避けたいところです。

キツネの被害というと農作物が一番に浮かびますが、実はこの感染症の被害も見逃すことができません。

スポンサードリンク

北海道では

北海道ではエキノコックス症は1980年代にすでに全道に広がったといわれています。宿主となるキツネの感染率は40%に達し、毎年10数名の感染患者が報告されています。

エキノコックス症対策として駆虫薬をキツネの餌に混ぜることにより人への感染率を下げる試みもなされましたが、根絶はなかなか難しいのが現状です。

まとめ

北海道には豊かな自然があり、観光のためたくさんの人が訪れます。キツネをみれば多くの人がかわいいと思うでしょう。

キツネに責任があるわけではありませんが、かわいいだけではなく怖さもあることは覚えておきたいものです。

スポンサードリンク